長年Gmailを利用していると、わけあってGmailを別のアカウントに移行したい時もありますよね。
そんなときに、ネットで調べてみると「POPを利用して新アカウントで受信する」という方法が目につきます。
でも、もっと簡単で時間のかからない方法があるので情報シェアします。
目次
Gmailを別アカウントに移行する概要
旧Gmailから新Gmailに、すべてのメールデータを移行させるにはimapを利用するのが手間がありません。
キーポイントとなるのは、メールソフトのThunderbird(サンダーバード)です。このメールソフトを経由することで、Gmailの移行がスムーズになります。
旧Gmail→(imap)→Thunderbird→(imap)→新Gmail
大きな流れは、GmailからThunderbirdに移行して、さらにThunderbirdからGmailに移行するという方法です。
この方法のメリットは・・・
- ラベル構成(フォルダ)がそのまま生きる
- POP移行よりも、スピードが早い
- 送信済みメールも、漏れ無く移行できる
という点で、慣れてしまえば簡単にGmailの移行が可能になります。しかも、ほとんど元通りになるので、移行後もスムーズに。
対してデメリットは・・・
- 移行時はパソコンを起動しておく必要がある(寝ている時にすれば解決)
- メールソフトThunderbirdをインストールする必要がある
メリットもデメリットもありますが、とにかく簡単という意味で、ぜひオススメしたいGmailのデータ移行方法です。
旧Gmailから新Gmailに移行する4つの手順
1.新旧のGmailアカウントの「imap」設定を確認する
まずは、新Gmailと旧Gmailの設定をおこないます。
今回利用するのは「imap」という機能。簡潔に言うと、メール同期するための仕組みです。
大切なのは、Gmailの設定画面の中にある「メール転送とPOP/IMAP」の中にある「IMAPを有効にする」にチェックが入っているかどうかです。
新旧Gmailの両方ともに、有効にするにチェックが入っているか確認、もし入っていなかったらチェックを入れてください。
2.メールソフトThunderbirdをダウンロード&インストールする
次は、移行するために一時的に利用するメールソフトのダウンロードです。
矢印のThunderbirdダウンロードのボタンを押せば、PCにダウンロードが開始されて、インストールできるようになります。
インストール時に、アカウント設定の画面が出てきますが、「メールアカウントを設定する」をクリックしてください。
旧Gmailのアカウント情報を入力します。
この時は、メールアドレスとパスワードが必要ですね。入力後は、続けるをクリック。
gmailを設定した場合、自動的に受信サーバーなどが設定されます。このまま完了ボタンをクリック。
メールソフト画面が開くと、旧Gmailのメールが見られるようになります。ラベルもそのままですね。
メールデータを受信していくので、その間に新Gmailの設定もおこないます。
※もし、ThunderbirdでGmailを受信できない場合は、グーグルのセキュリティ設定で「安全性の低いアプリの許可: 有効」にしてみてくださいね。
Thunderbirdの設定ボタン(三本線)をクリックして、新規作成→新しいメールアカウントを取得をクリックします。
そうすると、先ほど設定したのと同じ画面が出てきますので、次は新Gmailアカウントをメール設定してください。
あとは全てのデータをThunderbirdが読み込むまで待ちましょう。
旧メールデータが多ければ多いほど時間がかかります。
もしデータ受信が完了すれば、これで、移行準備が完了です。
3.旧メールデータを新Gmailにコピーをする
メールの一覧画面を開いたら、メールを全て選択。
その後、右クリックでメニューを出して、「メッセージをコピー」→「新Gmailアカウント」→「コピーしたいフォルダ選択」で完了です。
あとは自動的に、旧Gmailから新Gmailにコピーをしてくれます。
同様の作業で、送信済みメールなどもコピーをしていきましょう。
またラベルの付いているメールは、ラベルごとドラッグ・アンド・ドロップで移行もできますので楽ですね。
4.全データ移行完了後、Thunderbirdをアンインストール
すべてのメールデータが移行完了できたら、Thunderbirdをアンインストールしても大丈夫です。
新Gmailを利用するだけですね。
おわりに
Thunderbirdを経由するだけで、Gmailの移行が確実にスピーディに出来るようになります。
結構面倒くさいと思ったら、意外と簡単でした。そしてなにより、送信済みメールを移行できたのが嬉しい限り!