個人事業主・フリーランスで「印鑑は何を用意すればいいの?」と迷うはずです。
いくつか調べてきた中で、「これでいいのでは!?」と思ったものを紹介します(実際に自分は作りました!)
まずは印鑑の役割から
印鑑には、代表的な3種類があり、それぞれに役割があります。
代表者印(丸印) | 外側に会社名が入り、内側に「代表取締役の印」(企業の場合)を掘ってあるもの。実印として、法人設立の際に法務局に届けを出して登録をする印鑑。契約書などに使用。 |
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銀行印 | 銀行口座の開設や手形や小切手を発行する際に使用。代表者印と兼ねることも可能。 |
社印(角印) | 会社名だけが記載されている印鑑。見積書や請求書に使用。 |
法人の場合には、上記3つは最低限揃える必要があります。ただし、個人事業主・フリーランスは、まったく必要ありません。
個人事業主・フリーランスが最低限必要な印鑑とは?
ずばり、自分自身の名前が入っている印鑑(丸印)で法的にも問題ありません。
鈴木さんだったら「鈴木」という丸印のみです。
屋号は「勝手に付けた名前」ですので世間一般では、なにも役に立ちません。個人事業主・フリーランスは、あくまで個人=自分自身になります。
そのため、契約書も銀行開設も見積書も、すべて個人名の印鑑で成り立ちます。
つまり個人事業主やフリーランスの場合は…
代表者印(丸印) | 法人でないため不要。 ただし、外側に「屋号名」、内側に「代表者印」という文字で作成する場合あり。 |
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銀行印 | 屋号での口座開設でも、個人名の印鑑を使用。 |
社印(角印) | 個人の丸印でOK。 四角の角印が欲しい場合には、わざわざ作らなくてもデータ(画像)で印鑑を作成して印刷すれば問題なし。 |
上記のように、3つ作らなくても問題はありません。
見栄えのために、1つだけ作るなら。
自分自身の名前が入っている普通の印鑑ではどうも箔が付かない。その場合に1つだけ作るのなら、代表者印を少し変形させたもので十分です。
一般的に代表者印(丸印)は外側「屋号」+内側「代表者印」になりますが、外側「屋号」+内側「自分の氏名」にすると個人名が入るので個人事業主・フリーランスとしても意味合いが出てきます。
例で、代表者名が鈴木一郎、屋号がマイアミ・マリーンズなら
あくまで箔をつけるだけの印鑑ですが、これなら見窄らしさは出ません。契約書でも立派さが出ます。
見積書や請求書用の印鑑は、フリーソフトで簡単に作成できます。データで作成して請求書のひな形のワードやエクセルに貼り付ければ、ずっと使い回しができます。
実際に、外側「屋号」+内側「自分の氏名」を最安値で作成できますね。
投資として全然ありな金額です。
おわりに
上記の「屋号」+「自分の氏名」で顧客向けに使用していますが、何一つ言われたことはありませんよ!
むしろ個人名だけの印鑑よりも、しっかりした印象を与えてくれています。